Nobel(^o^)
□第4章
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家についた
雅也は、裕子が入っているダンボールを車から下ろして、家に運んだ
そして、ダンボールを開けた
裕子は、怯えたような目で雅也を見ていた
それに雅也が気づいた
「そんな目で見るなよ」
運ぶ時に口を塞いでいたので、裕子は、何もこたえられなかった
しかし、裕子は、ずっと怯えた目で見続けた
――そんな目で見ないでくれよ。僕は、ただキミを愛してるだけなのに……。キミの力になってあげてるだけなのに……。もっと感謝してくれよ、笑ってくれよ!!―――
雅也は、殴ったり蹴ったりした
やがて、裕子は、意識を失ってしまった
「こんなことするつもりじゃ無かったんだ。ごめんな。」
――愛せば、愛するほどに、自分が抑えられなくなるんだ……。心配なんだ……不安なんだ、キミがはなれていきそうで…………。―――
2分後
裕子は、意識を取り戻した
「やっと気づいたか」
「…………」
「あっ、もう昼になるから、昼飯作ってくるわ」
裕子は、何の反応も示さなかった
16分後
雅也は昼飯を食べさせていた
裕子は、何も話さなかった
この日を境に裕子は、一言も話さなくなり、反応も示さなくなった
雅也は、そんなことなど気にしていないように見えた
しかし、内心は、そうでは無かった
――連れ戻した途端に、人形みたいになってしまうなんて……。僕のところにいるのがそんなにも嫌なんだ……………。僕はこんなにも愛しているのに、どうして裕子は……。僕だけがこんなにも愛してるなんて……なんか、バカみたいだな―――