航海士用語解説書

【そ】 2件

【測鉛 (そくえん)】
海の深さを測る、測深作業で使う道具だ。
釣鐘の形をしていて、中央はくりぬかれている。
測鉛の中に、砂が詰まれば、海底は砂地だという証拠だな。
この測鉛を使う方法は「錘測」と呼ばれる方法だ。


【測深 (そくしん)】
海の深さを測ることだ。
帆船は、喫水が深く、浅瀬では座礁しやすいからな。
初めての浅瀬の多い海域では、船の周囲を測深して、船底が海底につかないことを確認しながら、じわりじわりと船を進めるのが、通常の航法だ。
おそろしく時間がかかるがな。



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