航海士用語解説書

【り】 4件

【リー (りー)】
風下のことだ。
風上のことは、ウェザーと呼ぶ。
帆船で指示待ちをするときは、リーサイド、つまり風下にいるのが常識だな。
風上だと、声が届きにくいからな。
ついでに
『風上風下、地獄極楽』ということわざも覚えておけ。


【リーチライン (りーちらいん)】
これも、帆を畳むときに引っ張るロープだ。
帆は、広げるよりもたたむときのほうが、大変だからな。
たたむときに使うロープには、場所によって何種類も呼び名があると言っただろう。
帆のリーチにつけられているロープだ。


【リーチング (りーちんぐ)】
真横から吹く風を利用して帆走することだ。
帆の調整はしっかりやっておかないと、船体が横風に流されて針路が狂うぞ。


【リーフ (りーふ)】
帆の面積を小さくして、受ける風の力を弱めることだ。
帆の一部を、ヤードやブームに縛り付ける。
風を受けている帆を操作するからな。結構な力仕事だぞ。



[戻る]



©フォレストページ