乱入しちゃいました!

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俺は今、トイレ掃除をしている。


「はぁ…んでこんなことに…」


トイレ掃除なんかやめて、早いとこどこかへ行っちまいたいところだが…


「トイレ〜に〜は〜…」


残念ながら銀魂の世界の中で泊めてくれるような家は、よろず屋しか思い当たらない。


「それは〜それは綺麗なぁ…」


管理人も飽きる様子はなさそうだし、元の世界へ帰るのは時間がかかりそうだ。


「め〜が〜み〜様が〜」


…つーか。


うっせぇんだけど!?さっきから何だアンタ!!

「…何って、トイレ掃除応援ソングアル」

「集中できねンだよ!」

「あたしはテメェの為に歌ってやってんだヨ」

「ああそっかそっかありがとうでももういいよやる気出てきたようんほんと」

「…テメェぶっ殺すぞ」

「まあまあ神楽ちゃん…」


…新八さんだけだぜ、ほんとまともなのは。


「スミマセン、ボッスンさん…トイレ掃除とか」


何でこの人が謝るんだ、なんていい人…。


「いやぁ、でも…奴隷がいると楽ですね銀さん」

オイイイイイ!今何つった!?

「…だろ?新八」

だろじゃねぇよ!!


下部より酷いじゃねぇか!


「そんな怒んなよ、ボッスンよく考えてみろ…掃除が家賃代わりだなんてこの上ない親切な家他にねーぞ」

「…ま、まあそうかもしれねえけど…」

「だったら早く掃除しろ奴隷A!」


名前まで呼ばれなくなったよ俺…!


つか奴隷Aって何だよ!Bもいるのか!!

「…あ…やべ、ボッスンそこどいてくんないトイレしたいから」

「え、あ…おぉ」


バタンッ


「…いつ戻れるんですかね、元の世界に」

「俺こんな生活がずっと続いてたら、いつか体壊しちまうぜ」

「今すぐ壊すこともできるヨ」

「それどういう意味…?」

「また会いたいものですね、ヒメコさんやスイッチさんに」

「あの2人は元気アルか?」

「あぁ、元気だぜ」

「そっか…やっぱりお前殺したいネ」

何で!?

「おしもういいぜ奴隷A、あーいい形のうんこ出た」

「銀ちゃんうんこしてたアルか。どんまい奴隷A、トイレ掃除の途中なのに」

「ってか出てくんの早かったですねうんこの割に」

「バカヤロー、いい形のうんこなめんな」

「別になめてないんですけど」

「いい形してっから、止まることなくスラーッと気持ちよく出やがるんだよ」

「だから早かったアルか」

「そゆこと。おまけに臭くもねぇし、ティッシュでケツふいたときもティッシュにうんこつかねぇし?」

「へー、凄いネ」

「神楽ちゃん女の子なんだから」

「つか何さっき出た自分のうんこの説明してやがんだ」

「じゃあ奴隷A、ひきつづきトイレ掃除頼むぞぉ」

「…………」


あんなこと言って、トイレ入ったらめちゃくちゃ臭かったっていう、よくあるパターンだぜ絶対。

…それとも、実はトイレめちゃくちゃいい匂いだったりとかいうオチか?


「…さてどっちか」


俺は覚悟を決め、トイレに入った。


「…!!!」


そ、そうか…

この手があったか…!


む、無臭…!









‐まだつづく‐


あとがき(反省会)
自分の胸に手をあてて目をつむり、自分の心に聞いてみても、思います。

一体何が書きたかったんだか…


と。



管理人.陽
2011/11/05

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