□のぞみ
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目が覚めると、縦も横も無茶苦茶の世界だった。


だが、不思議と安心できた。




「ここは…?」

「…あれ…?望実、か…?」

「…!?」




何処からか声がして、反射的に後ろへ飛び退く。


自分の名を呼ぶ声。


今、一番望んでいた人の声。


後ろに一瞬みえた、橙。






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