□空への願い
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宴が開かれている場所から、少し離れた場所にある丘。


一護は酔っぱらいに絡まれ続け、最終的に逃げてきた。


あんなワイワイ騒いでいるのだ。


自分が抜けた所で気づかぬだろう。




「…あれ?」




丘の頂上が見えてきたところで、先客がいるのに気がついた。


誰?とは思ったものの、暗くてよく見えない。


もう少し近付いてから、目に入った銀色と背中の十の字をみてそれに共通する彼の名前を呼ぶ。




「…冬獅郎?」






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