□銀色の幸
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彼がこうなった原因は、遡る事三日前になる。


隊長格を何人も退かしてきた死神代行の四番隊搬送。


それは瞬く間に尸魂界中に広げわたった。


そして、その噂を聞きつけ顔を青くして四番隊に駆け込んでくる者は多くいた。


それは自分の目の前にいる者達。


隊長格を中心とした上位席官。




「…隊長…」

「…」




真っ先に自分に気づき、口を開いたのは松本。


彼女の目元は、微かに赤くなっている。




「…一護は、」

「…卯ノ花から、命は取り留めたそうだ…だが、危険な状態なのは変わらない、と…」





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