□あなたの色
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それを見たら、こっちまで顔に熱が集まる。


なんだかこそばゆくて、


自分から話したくせに話を逸らそうと、彼を中に入れる。





「は、はいれよ///」

「…ああ…黒崎!」

「んあ?」




自覚するほど間抜けな声。


それに構わず、冬獅郎が一護の腕を引っ張り引き寄せる。


耳元に引き寄せられる唇。


一瞬のことで理解するのに遅れたが、冬獅郎の吐息にドキリと心臓が跳ねる。





「っ///!」

「       」

「!…ありがと///」





きっと、一番の贈り物になったかもしれない。


飾り気のない大輪な一輪の花。


シンプルな言葉。


ありがとな?冬獅郎。





『誕生日おめでとう』

(君に似合う色は、太陽の色)
(だから特別な今日に送るよ)

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