□太陽の夜
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「俺、何時から笑ってなかったんだろう」




質問の仕方がおかしいかもしれない。


質問の内容がおかしいかもしれない。


だが啓吾はそれでも意味を感じ取ったのか、一護から視線を外し前を向きながら黙る。


多分考えてるだろうなとか思う俺はのんきなのだろうか。


彼と自分しかいない教室に沈黙がおりる。


暫くすれば、彼が口をひらいた。





「…今まで笑わなかった訳じゃないけど…」

「けど?」

「こう…無理して笑ってた自然と笑ったのは、

今と…あと力を失ったときいらい」





それまでは普通に笑ってた


いつもと違い悲しそうにつぶやく啓吾。

それに軽く謝罪をすると、怒られた。


そしたら、何故か笑いがこみ上げてきて、笑った。


啓吾も最初はポカーンとしていたが、つられて笑う。


その後も暫し会話をしながら笑い、啓吾に背を向け帰るかとつぶやく。




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