1
□僕らの共通点
1ページ/7ページ
アイツがいないと暇で外にでた。
だから、暫く気紛れに歩いてみる。
―僕らの共通点―
一護が学校から帰ってきて早々。
代行証が奇妙な音を立てながら虚の出現を示した。
微妙に暇な時間が始まる。
だから何となく外を歩いてみる。
所謂散歩だ。
下半身強化型だから、人気の無いところでちょっと飛んだりしてた。
「あ!」
そしたら見つけた。
河原の端。そこに向かって駆け寄る。
思わずアイツを連想して、アイツに見せたくなった。
「痛いかも知んねぇけど、ごめんな」
手を合わせて謝って、それに手をかける。
そしてそれに向かって頭を下げ、脚を反対側に向ける。
向かうのは家。
_