□僕らの共通点
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◇◆◇◆◇◆◇◆◇




「おーい!帰っ…って、いねぇ…」




誰もいない一室で、窓に足を掛けたまま固まる。


誰もいない。


勿論、自分の身体も。




「はぁ…また暫くこのま「いっちごぉー!!!」うわぁっ!!」




聞き覚えのある声がして後ろを振り向こうとした矢先。


体当たりが炸裂した。


勢いがありすぎて、中へ流れ込む。


下がベッドでよかった。


けど、それでも十分痛かった。


暫くその痛みに悶えていると、背中が若干擽ったい。


何だと思い首を回すと、見たのは橙が背中に擦りよっている光景。


それを暫く眺め何かとわかると、それに向かって思いっきり拳を降り下げる。




「いっ…てぇーー!!!」

「俺の姿で窓から入るな!!」

「そこ!?」




ツッコミをいれる所が若干ズレているのは勘違いじゃないだろう。





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