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□美しき…
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「一護っ!」
"一護"と呼ばれた布を頭からかぶった幼子の目の前の襖が勢いよく開く。
そこから飛び出してきた茶色の巨体。
まるで狼を形容しているようなその容姿は、尸魂界広といえど一人しかいない。
護廷十三隊・七番隊隊長ーーー狛村左陣だけだ。
「ととさまぁ
」
そして、その巨体にぽふっと体を埋める一護。
今度は狛村の腕の中で叫ぶようにわぁわぁ泣きだした。
だが、彼も"人"とはどこか違う。
それは、スルリと落ちた布によって明らかになった。
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