□美しき…
2ページ/7ページ






「一護っ!」




"一護"と呼ばれた布を頭からかぶった幼子の目の前の襖が勢いよく開く。


そこから飛び出してきた茶色の巨体。


まるで狼を形容しているようなその容姿は、尸魂界広といえど一人しかいない。


護廷十三隊・七番隊隊長ーーー狛村左陣だけだ。




「ととさまぁ




そして、その巨体にぽふっと体を埋める一護。


今度は狛村の腕の中で叫ぶようにわぁわぁ泣きだした。


だが、彼も"人"とはどこか違う。


それは、スルリと落ちた布によって明らかになった。





_
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ