リレー小説

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03/23(Sun) 16:34
月詠

「おわ……っ」


チェシャ猫さんについていく。
発動は解かずに人格は変えずにいる。
入った店を見回す。


「……黒の印象を覚えるな」

《確かにねー》


チェシャ猫さんがなんとなく聞いたことのある名前で店員さんを呼んだ瞬間。


《にゃぁぁあああっ!?》

「っ!?」


後ろから聞こえた声に驚く。
テュールは振り向いて僅かに身構えた。

03/23(Sun) 18:30
リトマス紙

「おやぁ、可愛い子ぉ連れて来たねぇ」

「ちょっとね
それより、儂がよく使う羊皮紙、ある?」

「あぁ、あるよぉ
少し待っとりなされ」



店の奥に入っていったリドルを見送り、儂はテュール君に顔を向ける



「驚かせたね
あいつはリドル、この店の店主であり寄生型イノセンス持ち
エクソシストを毛嫌いしていてAKUMAが好き
でもアレンを気に入ってるみたいだよ」

「彼は面白ぉやつじゃしのぉ」

「…ねぇ、なんで月詠ちゃんの後ろから出てくるの」

「こっちゃも面白そうじゃからじゃ」

「ただの苛め」

「気ん所為よぉ」



羊皮紙片手に笑うリドルはテュール君の肩に手を置いて儂にペンを渡す

……あれか



「これ、一々やらなきゃ駄目かね…」

「当たり前よぉ、猫ちゃんのイノセンスは面白ぉからねぇ
まぁ、こん子ぉもえぇイノセンス持っちょるねぇ?」

「手は出すなよ」

「善処はするよぉ」



……この変態は嫌すぎる



「あぁ、君も何か買わないかえ?なんでも揃っとぉよ」

「ここにはアクセサリーもある、可愛いのとかもあるから、見てたら?
気に入ったなら買うし」

03/23(Sun) 18:39
月詠

《……》

「月詠が気絶しかけてる…」


俺はとりあえず月詠を起こして発動を解く。
なんとなくこの店主には慣れた。


「……アクセサリーとかは着けない派なんですよね。でも、ちょっと見てもいいですか?」

《腕時計も苦手派だしな》


かなりね、と答えられた。

03/23(Sun) 19:06
リトマス紙

「飾り物はこっちよぉ
猫ちゃん、ちゃぁんとやるんよぉ?」

「わかってる
これやらないとリドル何もしてくれないし」

「ほいじゃ、妾はこん子とおるぇ
終わったら呼んどいて?」

「はいはい
月詠ちゃん、リドルに気を付けてね。なんでも話すから」

「話すんは猫ちゃんのイノセンスとこん子のイノセンスんことよぉ?
妾の特性、知っとるよね?」

「わかってるよ。それでも、さ」



チェシャは片手を振って店の奥に消えた

チェシャが見えなくなって、リドルは月詠に向き直る



「さ、ご所望のもんはなにかえ?
なんでも揃っとぉよぉ
眼鏡でも、薬品でもなぁ
目薬いる?」



にこりとリドルは柔らかく笑った

03/23(Sun) 19:15
月詠

「いえ、目薬はいいです……怖いので」


目薬は辞退しておく。
ただし聞きたいことはあるので聞く。


「ヘアゴム……髪を結うものとかありますか?色は黒がいいんですが…」

《ああ…確かにヘアゴムとかは必要だな》

「あと、ブラシとか…」


チェシャ猫さんと買い物してる時にはいいのが無かったんだよね……。
そしてリドルさんの性別が気になる、なんとなく。

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