リレー小説

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03/22(Sat) 23:43
リトマス紙

「ほいきた、じゃああそこの服屋が近いな
迷子にならないように、儂に着いてきてね?」



普通の笑顔になったチェシャは歩きだした

わかりやすいように説明を加えながら教会周辺を巡る


その際、チェシャは自分のイノセンスについて月詠に説明した




「儂のイノセンスは逆十字(クローズ)
意味は、神に反する者
見ての通り双刀で、発動してなかったらこの柄だけ
発動したらこの柄をチャームに押し当てて、それぞれの刀身を作り出す
チャームについてる宝石一つ一つには操れる属性みたいなのがあって、エメラルドは静電気、ルビーは炎、サファイアは水
こんな風に分かれていて、同じチャームは二つないんだ。だから、各個特殊で強い力を持つ
でも儂はまだ第一解放しかできなくてね、扱えるチャームは少ないし、まだまだ弱い
それに、逆十字は自我のないイノセンス
だからちょっと月詠ちゃんが羨ましいな」



買い物をしながら説明する

その顔はどこか愉しげだ

03/23(Sun) 09:53
月詠

「はーい」


チェシャ猫さんについていく。
場所の説明は分かりやすくて馬鹿なウチには嬉しい。
イノセンスの説明を聞いて、テュールがげんなりした。


《だからあんなに強いのか…。

俺には元々自我が無いことを伝えてくれ。自我が生まれたのは化学反応的な何かとも》

「(分かった)

テュールから、テュールは元々自我は無かったそうです。自我が出来たのは化学反応的な何かだとも」


何を買おうか悩みながらテュールからの伝言を言った。

03/23(Sun) 10:13
リトマス紙

「そっか、でも、結果的にテュール君は自我がある
それが真実じゃないか」

[マスター強引すぎますー!]

「黙っとけ」



かなり痛い音を立ててチェシャは二本の柄を叩く

何か文句を言ってきたがそれを黙殺し、空を見上げた



「…なんか、嫌な予感」



朝祈ったことが覆りそうな予感

フラグが回収されるような、嫌な感じ
うん、まずあれはフラグだったかな?やっぱ



「早く買い物終わらせちゃおう?」



せめてできることはやらねば、そしてフラグ回収だけは避けねば、儂はフラグ建築の匠ではない!!

03/23(Sun) 10:22
月詠

「《まぁ、確かに》」


あ、ハモった。
痛い音に苦笑していたら、チェシャ猫さんが空を見上げて呟く。
AKUMAが来そうなのか?


「早く買い物終わらせちゃおう?」

「そうですね」


買い物だけでもやっておかないと…。

03/23(Sun) 10:39
リトマス紙

買い物も終盤に差し掛かり、昼だからと立ち寄ったカフェのテラスで暫しの休憩を挟む

重要な月詠ちゃんの買い物はすでに済ませたし、あとは儂の羊皮紙を買えば万事解決、帰れるぜ☆
なのだが、事はどうにも望んだ方向に転んでくれないらしい

……少し離れた所で爆音が聞こえる
この気配からしてAKUMAだ
しかも、さっき街中ですれ違ったあの黒い服は…見間違えるはずもない、エクソシストだ…



「あぁ…帰りたい…だけど後一つ…後一つなんだよなぁ…」



頭を抱えながらサンドイッチを口にくわえ、租借する

その間にも音は近付いてきて逃げ惑う人達も増えてきた


…平穏な時はないのか!!



「……月詠ちゃん、どうする?
このまま教会に帰るか、戦うか、バレないように儂の買い物に付き合うか
ま、三つ目はオススメしないけどね。無難なのは一つ目だよ
儂は羊皮紙買ってから帰るから」

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