リレー小説

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03/23(Sun) 10:52
月詠

ウチの買い物は終わったが、チェシャ猫さんのはまだだ。
だが見慣れた黒服や爆音にため息を吐き出したくなる。
あまりお腹が空いてなかったため、お昼ご飯代わりのショートケーキを胃に納め、次のガトーショコラを食べる。


「んー……でも、あとはチェシャ猫さんの羊皮紙だけですからね。
一人で帰るのも寂しいですしチェシャ猫さんの右足も心配ですし、何かあってもテュールの幻想(ミラージュ)があるので、三つ目を選びます」


ガトーショコラを食べ終わり、にしてもと続ける。


「昼ごはんの時に現れるって、不親切なAKUMA達ですね」

03/23(Sun) 11:07
リトマス紙

「いや、むしろお昼だから現れたんじゃない?AKUMAもお腹空いた、とかさ
そんじゃ、バレないように行こうか」



馴染みのあの店は路地裏の暗い場所にある

丁度爆音がする辺りだが、店に入ってしまえば問題ない


まずあんな陰鬱とした店に寄り付くAKUMAもいないだろうから、さっと行ってさささっと帰れば大丈夫、と思う


しかしこの時の儂は、まさかあんな事になるとは思わなかった

いや、思えなかった


まさか、まさかラビがこちらに気付いて月詠ちゃんにストライクするなんて…
…あ、儂じゃない分ましか?

03/23(Sun) 11:54
月詠

「あ、なるほど」


納得したウチは頷きながらわかりましたと言う。


《……あの兎》

「?」

《…なんでもない》


テュールの言葉を不思議に思う。

03/23(Sun) 12:14
リトマス紙

騒動に巻き込まれないようにこそこそ隠れながら儂は月詠ちゃんと一緒に店に向かう

さっき石が飛んできて頭に当たったけど、気にしない
気にしたくない



「後ちょっと…」

「そこ危ねぇさ!!」

「ほぁぁぁあ!?」



聞きたくなかった声と共に目の前をAKUMAが横切る
土煙が舞い、横を見るとLEVEL1のAKUMA
しかもまだ動いている

意識しなくても、頬が引きつるのがわかった



「危ないだろぉが、この赤毛ぇぇぇ!!!」

「だから危ないってちゃんと言っただろ!」

「言ってから飛んでくるまでに時間がないわ!!儂でも吃驚!!」



かーっと儂は怒鳴る

…月詠ちゃんの事、ちょっと忘れかけてるな、儂

03/23(Sun) 12:31
月詠

飛んできたAKUMAに驚愕し、聞きたくなかった声に頭を抱えたくなる。
後ちょっとだったのに。
まだ動いてるAKUMAを見て、聞き取れないくらいに小さな声で呟く。


「発動」


人格が入れ替わり、瞳が深緑になるがすぐに幻想(ミラージュ)で茶色に戻す。
そして幻想(ミラージュ)を使ってテュールの有幻覚(復活の実体あり幻覚はこう呼ぶ)を遠い場所に作り、そいつが駆けつけて軍神の槍を召喚する。
そのままAKUMAを破壊した有幻覚は、走り去る。

ウチは腰抜けそうだけど、テュールが代わりに立ってるんだよ!

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