リレー小説

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03/24(Mon) 14:43
リトマス紙

「あ、ぅー…」



低く唸ってチェシャはベッドで手を振る

閉じられた右目からは尚も赤黒い血が流れ続け、チェシャの黒いワイシャツを濡らしていた



「や、月詠ちゃん
アンはどうなったかねぇ」



しかしチェシャは笑って手を振る

血の気が失せた顔は真っ青で唇は紫に近い
それでもチェシャは笑う


本物のチェシャ猫のように

03/24(Mon) 14:55
月詠

「……あの兎は星になりました」


思わず絶句していたが答える。
早く右目を洗わないといけない。


「チェシャ猫さん、早く洗わないと本気で危ないので、洗いますね」


そう言ってウチは先に許可をもらってからチェシャ猫さんの鞄を開ける。
薬水らしきものを入れた試験管を見つけ、どれくらい使うのか聞く。
教えてもらった分をタオルに浸して右目を丁寧に、けれどなるべく痛みを与えないように気をつけながら洗い始めた。

03/24(Mon) 15:33
リトマス紙

右目を洗われながらチェシャは気持ち良さそうに目を細める

チェシャの左目はワインのような臙脂色
眼帯に隠れていた右目は血赤色のリングが描かれた白銀色

その中央には深海色の十字架が浮かんでいる



「これねぇ、発動させたいんだけどねぇ
逆十字臨界点突破しなきゃいけないんだよねぇ
でもさ、それやると目が痛いんだ
…あ、ごめんねイキナリ
気にしないで
これ終わったら、アレン探しに行く?アン飛ばされたから探してるかもしれないし」



逆十字をかちりと鳴らし、チェシャはへにゃりと笑った

03/24(Mon) 15:49
月詠

「大丈夫ですよ。でも、目が痛いと発動を躊躇いそうですね…。

……あー…その方がいいかもしれませんね。名前、名乗らずに特定されるフラグを折っちゃいましたが」


そう言いながら洗い終わり、リドルさんから渡された眼帯をチェシャ猫さんに着ける。
調整しながらキツくないですか?とか聞く。

03/24(Mon) 16:10
リトマス紙

「ん、だいじょーぶありがとー
儂がやるとめんどうで蔑ろになりがちなんだよねー

んじゃ、探しに行こうか」



立ち上がってカバンをコートの中に収める(え?)

コートの前を開け、チャームを確かめて逆十字をケースにしまった



「あのアンがまた来たら困るからいつでも発動できるようにしとかなきゃ
ウザイし」

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