リレー小説
03/24(Mon) 21:10
月詠
「驚かせるのが目的でした」
ブイサインを作って笑って見せる。
そして聞かれたことに少し考える。
「あ、さっきの…」
「さっきはごめんねー」
「……なんか、雰囲気違いますね」
「そりゃそうさ、人格が違うんだから」
へ?という表情をするアレンに、無表情で言う。
「ウチは月詠、テュールという寄生型イノセンスの適合者だよ」
アレンが目を見開いて驚く。
ウチの中にいるテュールはただ、笑った。
03/24(Mon) 22:40
リトマス紙
「さて、と。挨拶終わったし、これからどうしようか?
アレンは赤毛探してるんでしょ?」
「ええ、どこに行ったのかまったく見当たらなくて…」
「そっかぁ(まぁ月詠ちゃんが吹き飛ばしたしなぁ)」
飽く迄知らないという態度でチェシャは笑う
そしてチャームを叩きながらアレンを見た
「手伝ってあげてもいいけど?ま、月詠ちゃんがいいって言ってくれたらね」
けらけら笑ってチェシャは微笑む
しかしその瞳からは「あの赤毛嫌い、大嫌い」の念が籠められていた
03/24(Mon) 22:56
月詠
「え?あの赤毛探すんですか?」
思わずきょとんとしてしまう。
可愛い兎さんなら喜んで探すが、ラビだぞ?
「ウチとチェシャ猫さんの前にAKUMAを吹っ飛ばした赤毛を?」
……アレン、目を逸らすな。
03/25(Tue) 00:06
リトマス紙
「そうだねぇ、AKUMAが来る前は儂の頭に石飛んできたし
AKUMA凄いスピードで飛んできたし
あれ、儂だけならまだしも月詠ちゃんいたんだからね?アレンに言っても仕方ないけどさ、面倒くらい見てよね?」
「す、すみません…」
「でも探さないといけないんでしょ?
嫌だけど、心の底からものすっごく嫌だけど、少し手伝うわ
赤毛探しに時間なんか取りたくないし、見つけたらルビーで燃やす」
「それやったらラビが…」
「火判使うあいつなら平気だ
それに、煮ても焼いても食えないから」
真顔で答えてチェシャは柄を一本抜き取る
そしてエメラルドのチャームに押し当て、刄を作り出した
「この貸しはいつか払ってもらうから
月詠ちゃん、赤い静電気目で追ってね」
ぱちり、と静電気が舞い、その中から一本の赤い静電気がある方向(吹き飛ばした方向)に向かっていった
03/25(Tue) 07:02
月詠
「ならウチは赤毛に軍神の舞で」
チェシャ猫さんに言われた言葉に頷きながら悪のりする。
そして赤い静電気が飛んだ方向を見る。
あ
「いてて……ひどい目に遭ったさ…」
「大丈夫?ラビ」
ちょうどリナリーとラビが来た。
アレンは顔をひきつらせた。
とりあえず
「探す手間、省けましたね」
その言葉にリナリーとラビはウチらに気づいた。
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