リレー小説

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03/30(Sun) 23:32
月詠

「《ラビ邪魔》」

「テュールもひでぇ!!」


ラビを蹴ってからチェシャをベッドに寝かせる。
洗面器とタオルを用意し、薬水を水で薄める。


「退け兎」


ラビに向かって睨んだ。

03/31(Mon) 19:45
リトマス紙

「うー、目が回る…頭痛い…アンが五人キショい…」

「キショい!?」

「目の中がぐるぐるするよー」



うんうん唸ってチェシャは眉を顰める

熱が上がっている所為か若干顔が赤く、目が虚ろだ



「儂の本返せリドルの馬鹿ー」



低く唸った

03/31(Mon) 20:01
月詠

本、という言葉で忘れていたのを思い出す。


《テュールテュール》

「あ……」


テュールも忘れていたらしく、本を取り出す。


「何の本さ?」

「うぜぇ、兎」


ひどいさ!と泣く兎を無視し、本をチェシャに差し出す。


「すまん、チェシャ。忘れていた……リドルからこれを」

03/31(Mon) 20:23
リトマス紙

「あ、それ…ありがと
リドルに渡してずっと忘れてたんだよねぇ
これないとなんもできないのにさ」



本を受け取ったチェシャは大事そうに抱える

そして表紙を撫でた



「やっと”戻れる”……」



小さく呟いた

03/31(Mon) 20:35
月詠

「いや、忘れてて悪かった」


呟いた言葉は聞こえなかった。
けれどテュールは薬水を埋めた水にタオルを浸し、チェシャを見る。


「とりあえず右目、洗うぞ」

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