リレー小説

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04/01(Tue) 20:54
リトマス紙

「月詠とテュールか、よろしくな
俺はサイト、まぁ…隣のやつの弟だ」

「嫌そうな顔しないでよ、僕だって嫌なんだから…
僕はカルマだよ。吸血鬼なんだ」

「初対面でそれは言っても意味ないだろ
馬鹿じゃねーの?」

「なぁに?駄弟如きが僕に歯向かう気?」

「はい、喧嘩しなーい」


──スパーン!!


強く錫杖で二人の頭を叩いてチェシャは呆れたように溜め息を吐く



「なんで二人が揃うと喧嘩ばかりなんだろうね?馬鹿なの?」

「「スミマセン…」」

「……あぁ、テュール君は儂の事わかったんだ。なら、安心して、この二人に貴方の声は聞こえてるよ」



にこりと笑ったチェシャの左目は、いつの間にか臙脂に戻っていた

04/01(Tue) 21:00
月詠

《チェシャはなんとなく、気配で。
てか、俺の声が聞こえてたのか…》

「この場合は……やったねテュール!聞こえたよ!」

《おい馬鹿やめろ》

「さーせん」


吸血鬼兄弟を不思議に思って眺め、無表情でテュールとコントする。
元ネタ知らないけどね。


《知らないのかよ》

「勝手に人の思考読むな」

04/01(Tue) 22:00
リトマス紙

「元ネタだと「やったねたえちゃん、家族が増えるよ」だよー
調べたら後悔するけどね」

「話が逸れてるぞ?」

「元々話なんかないじゃないか、馬鹿言ってたら駄目だよ?弟サイト?」

「……兄貴、表出ろ」

「やろうって言うの?」

「……血延乱舞」

「「ぎゃぁぁぁぁぁあああっっ!?!?!?」」



無数のダガーに追われて二人は悲鳴を上げる

うんざりした顔でチェシャは煙管を燻らせ、にやりと微笑んだ



「この事は皆に内緒だよ?儂が、千年伯爵をいともたやすく”殺せる”なんて、バレたくないからさ」

04/01(Tue) 22:16
月詠

「《あ、そうなんだ》」


だが何故だ。
チェシャなら千年伯爵を殺せてもおかしくない気がする。
それも自然な感じがする。

04/01(Tue) 22:42
リトマス紙

「…月詠は気付かない?私の事
なんか可笑しいって、感じない?
普通の人間とは違うって、思わない?
只の人間で、神の使徒なら、こんな事にはならないわ
まず、あまりに大きな力は人間の体に収まりきらないもの
逆十字は、そんなイノセンス

それを使う儂は、私で、どこか、何かが違うの
だから、バレちゃいけない
世界の理が崩れないように、私が退屈しないように…」



妖しく笑うチェシャから鋭く冷たい殺気が溢れる

それに敵意はないが、射殺すような圧迫感があった

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