リレー小説

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04/02(Wed) 23:32
リトマス紙

「うーん、やっぱり月詠ちゃん可愛い
食べちゃいたいくらい可愛い、寧ろ食べていい?」

「なんつー事聞いてんさチェシャ…」

「黙っとけ駄兎!!儂はお前に興味なんかないんだよ」

「ひどっ」

「もーいい、なんか萎えたから出掛けてくるーAKUMA狩ってくるー暴れてくるーそのまま家出するー、駄兎がいるからー」

「なんで俺の所為になるんさ!?」

「お前だからだよ(ゆっくりボイス)」



けけー、と笑ってチェシャは席を立ち、月詠の頭を一回撫でて食堂から出ていった

04/03(Thu) 07:00
月詠

「気をつけてくださいね、いってらっしゃい」


食べる、という言葉でカニバが思い浮かぶ。
アリスさんのことだからカニバは無いと思うけどなぁ…。
ただし家出はしないでください。


「何でこんなに俺の扱いは酷いんさ……」

「兎だから」


あ、ますます落ち込んだ。

04/03(Thu) 09:12
リトマス紙

「逆十字ダガースペル”血延乱舞”〜」



適当に歩いて適当に見つけたAKUMAをチェシャは壊していく

途中LEVEL4が何体か混ざっていたがなんの苦もなく破壊していった
幾重のダガーがAKUMAを刺し貫き、破壊する

そんな中、チェシャは突然後ろを振り返った

何かにつけられている、そんな感じ



「……まさか、ね
この時間軸だとノアは出てこないはず
だから、気の所為、だよね
ロードが居るはずない」



半分自己暗示を掛けるようにチェシャは呟き、再び歩きだした

04/03(Thu) 09:36
月詠

暇だから携帯を弄っていたら、テュールが起きた。


《あー……》

「おはよう、テュール」

《おはよう…》


ぼんやりした声に苦笑する。
けれどすぐに真顔にする。


「テュール、話がある」

04/04(Fri) 20:54
リトマス紙

「”女王は赤薔薇を植えろと命令したのにこのトランプ兵ときたら白薔薇を間違えて植えてしまった”
”女王に怒られる”
”あら、白も素敵だと思うわ”
”私のチェリーパイを誰が盗んだの!?”
”女王からの命令は、チェリーパイを盗んだ者の首を狩れ”
”急がなきゃ急がなきゃ!!遅刻しちゃう!!”
”ゴールはいらないコーカスレース、始まり自由、終わりも自由”
”僕が勝ちだ!”
”いや僕だ”
”喧嘩しないで、皆に飴をあげるわ”
”不思議の国のアリス”……
儂が話すこの話が好きだったよねぇ、ロード」



くるりとチェシャは振り返る

そこにいたのは、ゴスロリのような服を着た少女ロード・キャメロット



「なんでかなぁ、普通なら貴女はここにいないのにね?
お伽噺咄に引き寄せられて来たのかな?」

「そういう事かなぁ、ねぇチェシャ?また僕にその話聞かせてよ」

「…どうしようかな?」



──あぁ、月詠ごめん。やっぱり帰れそうにないかもしれない

──”いってきます”を言ったら、”ただいま”を言わなきゃいけないのに

──”いってらっしゃい”を言われたら、”おかえりなさい”を待っている人がいるのに


──守れないかも…

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