★rkrn

□喪失彼女
2ページ/6ページ

もう私は限界です。
真っ暗な闇の中私は沢山泣きました。
だけど、誰も私に気づいてくれませんでした。
いえ、三郎だけは私を抱きしめてくれました。

だけど、みんなに私は忘れられました。
大好きだった学園は私のことを忘れました。
なので、私も学園のことを忘れたいと思います。
お願いです神様、学園での思い出を全て消してください。
あぁ、だけど三郎のことは覚えていたいです。
そんなワガママは利きますか?神様。

するとお宮が光り、私は気を、記憶を失った。







誰かが私を呼んでいる。
なんだか暖かい。
瞼をあけると、そこには知らない男性が私の名前を呼んでいた。

「え・・・貴方は誰ですか?」

彼は、目を見開きゆっくりと涙した。
チクリと痛むこの心。
一体なんだろう・・・。



なにか悲しいことがあったような。
だけど、それも忘れてしまった。
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ