★aoex-s

□endの後・・・
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「年末年始休み下さい。」
私は今メフィストさんに土下座をしている。
・・・デジャブじゃないよ!

「貴女今度は冬コミに行く気ですね!!年末は分かりますが、年始はどこに行くんですか?」

「あ、京都に・・・。」
確かに年末は冬コミに行くが、年始は金造に会いに京都に行くことにしていたのだ。

なんだかんだで、仕事やらイベントやらで忙しい私と、仕事とバンドで忙しい金造。
かれこれ2ヶ月は会っていない。

「・・・とんだリア充になりましたね。」

飽きれた顔をするメフィストさん。
何か書類を出し、それにサラサラっと文字を綴っていく。

「いいでしょう、年末年始お休みをあげます。年明けは1週間ほど京都で出張しててください。」

「ありがとうございます!!お土産買ってきますね!」

「当たり前です。さぁ、仕事に戻りなさい。」

「はい!失礼します。」

バタン

「随分と彼の事が好きなんですね。」

今まで独り占めしてた分、少し寂しいですね。
我が子が巣立つとはこんな感じなんでしょうか?

「さて、私たちの末弟の様子でも見に行きますか。」

鍵の束を持ち自室を出た。





「もしもし金造!!休み取れたよ!31日には京都に行くから!!」

『ほんまか〜!嬉しいわ!30日にそっちに用事あるさかい、また一緒に京都戻ろか!』

「ほんと!?うん、一緒に行く。」

へへへと、笑う私にキモイと笑う君。

「柔造さんと金造がどんだけ絡んでくれるか楽しみでwww」

『えー!俺と一緒に入れることやなくて!?』

俺かて泣くでーと、泣きまねをする君。
もー可愛いなぁ。

「嘘だよ、早く金造に会いたいな。」

『っ、名無しさん可愛い!!!』

何言ってんだか。
可愛いのは君の弟だろw

腐女子はやめられないけど、
それを含めて好きになってくれた金造。

「大好きだよ!」





endの後・・・

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