★aoex-s
□愛のことば
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甘く甘く囁いて
なんだか寂しい夜にメフィストに電話をした。
『名無しさんどうしましたか?』
「ねー、メフィ…寂しいよ〜。」
『珍しく甘えっ子ですね。今から会いに行きましょうか?』
「うん…お願いします。」
『では、少々お待ち下さい☆』
電話を切ると、ポフっとベッドに倒れ込む。
ケータイを片手に彼を待つ。
トントン、窓が叩かれる。
「お待たせ致しました☆」
「メフィっ!」
宙に浮かぶメフィストに抱き着く。
「名無しさん危ないですよ。さぁ、中に入れてください。」
メフィストに促され自室に戻る。
もちろんメフィストには靴を脱いで貰った。
ギューッと抱き着く私。
それに応える様に頭を撫でるメフィスト。
「本当、今日の名無しさんは甘えっ子ですね。」
「うん、なんか寂しくて。」
「なら名無しさん、Ich liebe es」
「?意味は?」
「愛してる、いくらでも囁いてあげます。」
愛のことば
いくら囁いても足りない