★aoex-s
□もし22歳に戻ったら
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朝起きると元の姿に戻っていた。
しかし、隣にはパパことメフィストさん。
「メフィストさん、メフィストさん。」
「おはよう、名無しさんど・・・うした?」
「姿が元に戻りました!」
パジャマは何故か私の体に合わせて大きくなっていた。
喜ぶ私とは正反対に、驚きを隠せていないというか、放心状態というか。
「め、メフィストさん??」
「これは・・・」
そこまで言いかけてニヤリといつものたくらみ顔。
何かを企んだメフィストさんは、
どこかへ行ってしまいました・・・。
パジャマも嫌だな〜・・・
適当にメフィストさんのタンスを漁る。
「Tシャツがある。」
大人に戻っても155cmしかない身長であれば、メフィストさんのTシャツを着ても、ワンピースぐらいの丈になるだろう。
出来るだけ可愛いのを見つけ出し、パジャマを脱いで着た。
「名無しさんお待たせしました!!さぁー!出かけましょう!
おやおや、私の服を着てくれたのですか?
それもいいですが、さぁ!出かけましょう?お姫様♪」
「メフィ、きゃっ!何するんですか!?!?」
彼の動きはいつも以上に無駄が無く早かった。
私をお姫様抱っこし、そのまま部屋を後にした。
外にでたら、あのピンクの車が止まっていた。
私はこれからどこに連れて行かれるのだろう・・・。