クレイジー≠トリッパー

□プロローグ
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太陽が照り、青空が広がる平和な昼下がり


とあるごく普通の学校の屋上
そこにはのんびりと時を過ごしている少女たちの姿が…






春『ねぇねぇ!みんな見てよ、うちの携帯にこんなメール届いたんだ!!』


そう言いながら皆に携帯をつきだしているのはおバカキャラのせいな


しかし他のメンバーはそれに見向きもしていない

……とある1人を除いては








澄『えっ、なになに、どうしたの!?』



ドのつく天然である友水だ

この2人は基本的にいつも何かしらのトラブルを運んでくる


その光景を心配そうに横目で見る…このメンバーの中でのツッコミ役の涼花とオカンの優香は小さく溜め息をついた






杉『…もう面倒ごとは勘弁してよね〜……』


金『……全くだ』


朝『まぁまぁ、二人とも!良いじゃない、楽しいんだから!』


斉『………………。』





苦労人2人に向かい女神のような微笑みを浮かべたこの少女は誉

そしてその隣で無言でただひたすらに機械を弄っているのは雪である





この6人はとても仲が良く、いつも一緒に毎日を過ごしている

所謂、親友というやつなのだ


それもあってか涼花たちはせいなが騒いでも『またいつものことか』と言ってスルーを決め込む







春『ぶー…!せっかくトリップできるチャンスかもしれないのにッ!!』



『『『……………はっ!?』』』






………そう、いつもなら






杉『ちょっ…あんたトリップってどういうこと!?』


春『ヘヘン、これ見てみ!』






せいなから差し出された携帯を見てみるとそこにはカラフルな文字で…



「おめでとうございます!

あなたたちは何と神々たちの抽選会で見事に当選し、トリップする権利を得ました!!

詳しくは明日の1時に再度ご連絡をいたします

心待にしてください…


             神」







金『……怪しさの塊だな』


澄『えー!?どこが?』

杉『全部がだよ!!』



朝『あれ…そういえば今何時だったかしら?』


斉『……12時59分37秒』


杉『…ってもうすぐじゃんッ!!』


春『トリップ、トリップ〜♪』

澄『トリップ、トリップ〜♪』


杉『そこ、うるさぁあああああいッ!!!!』











そうしている内に…
針は1時ちょうどを指した




カチッ………







すると屋上全体が光に包まれ、そこにいた少女たちを飲み込む

光が消えたときには
屋上には誰もいなかったー…






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