クレイジー≠トリッパー

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…皆さん、どうも

ついにあたし、斉賀雪がナレーションをする日がやってきました



…あれからいろいろありましたが少し経ち、5月になり……

いまだに優香とレンはケンカも多く…涼花も『トキヤがデレない!』と嘆いていましたが…初めよりはうまくやってます




そして今日はなんと…








那「体育祭ですよ!雪ちゃん!!」

斉『ぐぇ……っ!』





…そう、早乙女学園体育祭です

ここにトリップする前、みんなと『体育祭って普通秋じゃね?』とツッコミを入れていたのが懐かしい…








那「雪ちゃんは僕と同じ玉入れですよね?」

斉『……はい』

那「わー、楽しみだなぁ!」






そう言いながらシノミーはあたしを抱き締める力を強める

……ぐっ、恐ろしき怪力…!
このままでは潰される…っ









斉『そ、そういえば…もうすぐ友水と一十木氏たちの出る種目じゃ……』

那「あっ、本当ですね!
いっぱいいっぱい応援しないと!」



斉『…………ふぅ』







良かった……これでシノミーの気が反れた

ここに来てから…来栖氏の気持ちが分かった気がします……









斉「確か…100m持久走に出るみたいです……一ノ瀬氏や涼花も同じく」

那「その100m持久走とはどんな競技なんですか?」


斉『…ウーロン茶を口に含み、それを吹きこぼさないようにほふく前進しながらゴールを目指す……とここには記されています、しかもどうやら途中で邪魔が入るようですね…』






パンフレットを手にシノミーに出来るだけ分かりやすく説明する

流石、早乙女学園とでも言うのだろうか…体育祭までデンジャラスすぎると…





そう思った時


パァン…!と丁度100m持久走が始まったようだ



選手たちは皆、ほふく前進で徐々に前に進んでいるが途中特別講師の皆さんに笑わされウーロン茶を見事に吹きこぼしてます…


どれどれ…友水たちはどうなんだろうか……











友水の方を見ると…


澄『ぶっ……アハハハハッ!!』



何故か何もないところで1人腹を抑え爆笑していた

………本当に何故だ








杉『ちょ…なんでそこで笑うんだよッ!?一体お前の中で何があったんだ……って、うわぁあああ!やってしまったぁああああッ!』






涼花も涼花でどうやら癖で友水にツッコンでしまったらしく脱落してしまっていた

……ドンマイ、君は常識人として良い仕事をしたよ…







すると、そこへ脱落した二人の背後になにらや人影が…







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