イベント†リクエスト

□12/7/20 最高のプレゼント
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今年で二回目をむかえる
名前ちゃんと過ごす誕生日

去年のことも踏まえて今年こそは名前ちゃんと一日を過ごそうと考えていた

「せんぱーい、せんぱーいっ!!」
「……………」

金曜日だからな…彼女も勉強がある、俺にも仕事がある
せめて5時に帰れるようにと考えて…今帰るとこだ


それなのに

「せんぱーい!
差出人不明のメール開いたらなんかパソコン暗くなっちゃいました!!」
横に居た石垣が泣きながら俺にしがみついてくる

「はぁー、ウイルス付きだバカ
怪しいのは不容易に開くな」

「頼んでたプラモデルの配達についてかと思って…」

「ここどこか分かる?」

「どこって…警視ちょ」

「職場だ」

「っちょ!せんぱっ落ちます!マジで窓から落っこちます!!」

「…………」


まぁ、何か起こるだろうとは思ったいたが
まさかこんなにタイミング良く問題を起こしてくれるとは



「はぁー…」

「っ先輩、おち…ます!こっから落ちたらガチで死にますってば!!」

「このパソコンを持って落ちてくれる?」

「せめてパソコンだけでお願いしますっ!」

「どっちかっていうとお前だけ落ちればいいかな…」

「ひぃぃっ!」

「……冗談だ……………………………………………冗談」

「先輩、間が長いっス……」

本気で怯え出した後輩を見て少しスッキリした俺は手を緩め、パソコンに向かった
バカを落として犯罪者になるより早いとこ雑用をすませて名前ちゃんと過ごす時間の方が大切だ



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