短い夢

□バケモノ
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その声に

その瞳に

その仕草に

どうしようもなく欲情する








あの時からだ

弥子ちゃんが名前ちゃんは助手が好きだと言ってた時






俺の歯車は狂いだした


「名前ってネウロのこと好きなのかなぁ…」

「は、?」

「だってそう見えないですか?
ほら、今だって照れてるし」



静かに燃えていた火が弥子ちゃんの言葉で燃え上がるのを感じた





俺はすぐに動いた



「名前ちゃん」

「あっ…笹塚さん!どうしたんですか?」

「いや、丁度通ったから
送るよ」

「ありがとうございます!」

2つ返事で車に乗り込んだ名前ちゃん
もう逃がさない





「?家こっちじゃないですけど」

「あぁ…弥子ちゃんに渡してほしいもんあるから俺の家向かってる」

「あっそうなんですか…」




もちろん嘘
なのに彼女は少しも疑うことなく
笹塚さんちって興味あります
なんてはにかみながら言うから

もう家に着いたら我慢きかねーかも






「ここですか?なんか意外と新しいんですね」

「そ?
とりあえずどうぞ」

「お邪魔します…」

少し緊張気味の様子からすると…男の部屋は行き慣れていないようだ
それだけで口角があがってしまう



すぐさま奪ってしまいたいのを抑えて、リビングへ案内しようと思ったけど


玄関で困ったように立ち止まる彼女

「どうした?」

「…やっばりここで待ってますから取ってきてもらっていいですか」


「………………そっか、男の部屋は入れないよな」

「そんな意味じゃなくてっ!
ちょっと…緊張するので」



そう言って玄関に立つ彼女を無理矢理引き込んだ

「っえ?」

「あがんな」

「痛ッさ、笹塚さん?!」


引っ張られた私は靴を急いで脱ぎ捨てて笹塚さんの寝室へと連れてこられた

「来な」
「っ!……」

ぼふっという布団の音と共に笹塚さんに組み敷かれていた

「笹塚さん…?
あの………………」

いくら私でもこの体勢が普通ではないことは知っている
戸惑う私に笹塚さんは一言も発しない


「……………」

「あ…の……」

いつの間にか手と手を絡み合わせられ馬乗りにされていた
そして鋭くなった笹塚さんの目が近づいてくる
迫力におされて何も出来なかった私はベットの上で初めてのキスをされた

「…ん………」

「……」



柔らかい唇を甘噛みしながら舌を差し込む機会をうかがう
もう理性は崩れた
今の俺には彼女を自分のものにすることしか頭にない



「……っ…んん……」

徐々に色を帯びていく声

少し力がぬけた瞬間を狙って舌を絡める


「っ?!ふぐっ…」

逃げ惑う舌を弄ぶように追い掛け、俺の舌と絡めあわせると目に涙を滲ませた


その行為が俺を煽ることに気付かない憐れな羊



口を離せば肩で大きく息をしていた



「っなに、する…ですかっ?」

「なにって…もう分かるよな」


俺が吐いた最低な言葉に抵抗を強める名前ちゃん
その可愛い抵抗も飲み込み、もっと怯える顔が見たくて彼女の両手に手錠をかける

「やっ…!」

「逃がさねーよ……」



手錠ごと手を頭上に押し付けて唇を貪る
その間に服をはぎとると白い肌が露になった

「…………」
口を重ねながらそれを見て心臓が音をたてた

「っは…………怖い?」

「ごほっ……やめ、…」



弱々しく止めるように懇願する彼女にまで欲情する俺はおかしいのか

形の良い胸を覆う布切れを引きちぎるように取り去った

「きゃっ…嫌……!笹塚さんやめてッ!」

拒絶する彼女の突起をつねる
すると痛みからか口を結び、なにかに耐えるような表情をみせた

それが行為中の表情のようで
彼女を傷つけたい衝動に駆られた



「………」

短いスカートをまくりあげ下着の間に指を射し込んだ
「っや!!」

そしてそのまま指を彼女の中へ

「いっ………!?い、たい…!」

「……初めて?」


「………そっ…です!
だからっ………!」


「そう、なら良かった」



一生忘れられない程の傷をつけてあげる






俺はそのまま指で彼女の中を掻き混ぜた
最初は苦痛に満ちた声もすぐに艶やかしく変わる

「っ………あぁ…ん、……んんっ!…」

「気持ち良い?」


指を2本へ増やす



「んぁああっ!!…やっいや、いやっ」

「もうドロドロ
嫌じゃないだろ」

「ッ!?いやっ!いや!いや!いやぁっ!!やめ、嫌
!っいやっぁああ!!」
プシュッ





ある所を擦りあげて潮を吹かせてやれば涎を垂らしながら絶頂を味わっていた
恍惚の表情を浮かべる彼女に昂った俺をあてがう



「はっ…あ……ぅ………」


「初めて、貰うな」
ズブ……

「ひっあ……!痛い……や…めて……」





掠れた声で願う彼女に





最奥まで、牙を突き立てた
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