短い夢

□バケモノU
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彼女…もとい名前が消えた



そう弥子ちゃんから電話があって探してくれと頼まれた


警察には俺が話すと思ってたんだろうけど
悪いな
名前ちゃん俺の家にいるから危なくないんだよ
俺が大事に護ってるから


彼女の身内は海外にいる
電話をしていれば怪しむこともまずないだろう

だから彼女に手錠をかけて俺の部屋に軟禁した






「どうしたんスか…?」

「…なにもねーけど」

「…………なら、なんで俺のプラモ壊さないんスか?」

「壊してほしいのか…」

「いえっ?!」
バキッ
「うわぁあああっ!!!」

「………」

「グスッ…えぐっ酷いッスよぉ!」

「壊してほしそうだったから」

「だって!センパイいっつも壊してるじゃないッスか!?なのに今日は全然壊されないから体調悪いのかなって心配してただけなのにぃ…!」

「そうか?」

「そうっスよ!!」

「……ふーん」



そんなに態度に出てたのか俺

まぁ…家に帰れば彼女がいるから浮かれてるのかもしれないな





「ただいま」


玄関を開けてすぐに人の気配があるリビングへ向かう
「っ笹塚さん……!
お願いです…帰してください…!」

「…駄目
ほら、部屋戻って」

「っいやです…………!」

「…ならここでシよっか……


昨日は初めてだったからあれで許してやったけど今日は途中で気、失わせたりしないから」





俺はリビングのテーブルに彼女を押し倒した

「っつ…やだ……!やめてっいやっ…!」


昨日の感触が蘇った
初めてを奪われ凌辱された


「………」

初めてを奪い俺を刻み付けた



「やめてっ!笹塚さ…!」

武骨な手が私の体を這い回って力づくで体を蹂躙される悔しさと抗いようのない快楽

笹塚さんの煙草の匂いが染み着いた部屋のなかで笹塚さんのシャツを一枚だけ身に付けられて、両手首には手錠

机の上に押し付けられながらまた悪夢が始まる事をなんとなく予想した






リビングに響く粘着質な水音
ぼろぼろになったシャツを握りしめる彼女に、俺自身を挿れた音だ

「いた、…ぃっ!!」

「濡れてるけど?」


強く律動を繰り返せばその分だけ水音は大きくなる

「…ほら……もっと深く…」

「ひっっ……!?」

膝裏を肩に担いで彼女の腰を浮かせたまま重力に従い、腰を落とす


ぼろぼろに引き裂いたシャツが捲れあがる
その間から見える白い胸に手を伸ばした

「っ!?やぅ…っ……」

「……ん…きつ…」

胸を掴むと彼女の腰が泳いで俺を締め付けた
「こんな体勢でも感じる?」

彼女の耳元で揶揄するようにそう言って律動を早める

「あぁっ!!あぁぁっあっあ、ぁあッ!!」


苦しそうに顔を歪めながらあえぐ声を聞いて益々猛るコレ

「…出すよ……ッ…」

「ひっ……」

搾り取るように蠢く名前ちゃんの中に全て出しきり
再び動く


「んぁッ?!……はっ……ぁッ…」

「これで終わると思った?
まだまだ時間あるからな…」

担いでいた足をおろし左右に広げて、栓をしたまま中に擦り付ける


「名前ちゃんって意外とエロいよな…
まだヒクつかせて……もっと欲しい?」

「ぅ……あっ…んぁッ……ふ…」


弱々しく首を横に振る彼女に苛つく
ソレを引き抜いて彼女を床に座らせ、俺はテーブルに腰掛けた

「咥えて」

彼女の頭を持ち、口の中に咥えさせる
「むぐっ…」

「ん…」
彼女の口の中は温かく、思わず声が出てしまった

「動いて」

「ぅぐっ?!」

頭を前後に揺さぶり無理矢理奉仕させる

「んっ…ふぐッ…ンンン!?ぁ……っふぅッ!!…ング…」

「っ……ぁー………そ…」

歯がときどき当たるけどそれ以外は問題ない

「……」
下を向けばむせながら涙眼で俺を見つめる名前ちゃん



狙ってないのが嘘みたいに俺を焚き付けてくる


「ぅんんんッ…!!ぁむッ!?」

「はっ……っ…はぁ……ん、出す…よ……
飲みな…」

「っうぷッ…」

口の中に青臭い臭いが広がって生理的な涙が溢れてくる
「ぅっ…ふぐ……」


口の中からソレを出したいのに…
笹塚さんがはいっているからもちろん出せず、むせる事さえ許されなかった


「ちゃんと飲みな?」

グリグリと押し込まれて勝手にドロドロしたものが喉に流れ込んでいった

「っぐ……っ………ぷはっ!」

やっと解放され、口許を手の甲で拭うと笹塚さんの手が再び頭を掴んだ


「舐めて」

「え…?


っん…!」

頭を掴み寄せられてまた笹塚さんのがすぐ目の前にある





「舐めな」

「っ……」
口をつぐんでも、熱いソレは私の唇をなぞり
いつの間にか顔がベトベトになっていた


「……ま、いーよ」

口をつぐんだままの私を見て溜め息を吐きながら私を抱き上げた



「っや……」

「ん?
…ベットの方がいいだろ」

「ひッ…」





また、悪夢が始まる



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