短い夢

□煙草と香水
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最近、またやっかいな子が増えた

「笹塚刑事、ちょっとお手伝いをお願いしたいんですが」

「…いーよ」

「ネウロ?!」

「ネウロさん?」


いつもの弥子ちゃん達2人組と
弥子ちゃんの友達の名前ちゃん


現場に似つかわしくない組み合わせだ…
最近、何故か名前ちゃんまで加わり捜査に首を突っ込んでくる





そしていつも通り弥子ちゃんが犯人を示し、ネウロって助手が見習い助手の名前ちゃんに手伝わせながら事件を解決した

「先生、名前さん帰りますよ」

「いたたたたっ!ネウロ痛いって!」



そんでいつも通り弥子ちゃんは助手に引っ張られて帰っていった
「はぁ…」

「どうしたんですか?」

「!……帰ったんじゃねーの?」

「ここに居ますけど?」

いつも弥子ちゃんと同じように引きずられて帰ってるからてっきり帰ったと思ってた

「ちょっと失礼かもしれませんけど…ずっと気になってたこと聞いていいですか?」

「?いいけど」


「…香水つけてます?」

「は」

「だから、あの…香水……」

「つけてないけど」

正直混乱しながら彼女の求める答えを言った
「あ、そうなんですか」

「…なんで?」
答えを聞いて納得して帰ろうとする彼女を引き留めて意味不明な質問の理由を尋ねる


「怒らないでくださいね…?
……いつも煙草吸ってるのにいい匂いするので、なに使ってるのかなって」

「………そーなの」

「はいっ
笹塚さんちの洗剤なのかな?
煙草と交ざっていい匂いします」

「へー…」
名前ちゃんもシャンプーの匂いすっけどね
とは言えず、そのまま別れた






煙草と香水




そんなこと初めて言われた




近づいて気付いた微かな香り




→あとがき
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