ぶっく

□今夜の試合はベッドの上で。
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◆変態円堂にご注意ください。






















「…暑いな…。」


ムシムシとするこの空気は、俺と円堂を蒸してるみたいだ。



今は、下校中。


「あ、そうだ。風丸ん家、もうちょいだろ?ちょっと入れてもらえないか?」

「どうした?円堂。」


「俺もう死にそう...」


俺と円堂の家は比較的近いのだが、少しだけ、
俺の家の方が近い。


「一人で末期を迎えるなよ。俺ん家寄っていいからさ、俺に縋り付くのはやめてくれ。蒸される。」


そう言うと円堂は、サンキュー風丸!と言いつつ、俺をギューッと抱きしめた。


だから蒸されるってば。


「あ、なんかさ。俺の親、"旅行ツアーやってたから、今日から1週間、守は一人お留守番よー☆"とか言って出ていったんだけど、」


「うん。」


「俺一人無理だからさぁー、よければ泊まらせてください。」


顔の前に手を合わせて、頼み込む円堂は少し可愛く見えた。


「俺の親もそのツアー?に行ったみたいなんだ。調度いいよな(笑)」


「おっ!マジで?!なんたる偶然!!」


いや、ただたんに申し込んだツアーが同じなだけだったんだと思う。



「あ!着いた!」



この時はまだ、円堂を幼く見てたんだと思う。



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