ぶっく
□髪の毛について
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「霧野の髪の毛って柔らかい。」
そう言いながらフワフワと俺の髪の毛を触る神童は、まるで猫みたいだな、とも言った。
まあ俺は髪の毛を触られるのが好きで、さらに相手が神童だから目を細めてじっとしているのだが、
少し困ったことがある。
「……ハイ、できた。」
それは、髪型を変えられることだ。
「なんだよコレ。」
「三つ編みカチューシャだが。」
「神童さ、ヘアデザイナーか何かなれるんじゃないか?」
「そうか?」
なんかホントになれそう。
「俺は霧野の髪型しか変えたくないな。霧野が気持ち良さそうにするのが好きだからさ」
「なっ……//」
なんだよそれ…
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