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□明日に向かって
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明日に向かって

年が明け、久しぶりに事務所に顔を出す。
松の内が明けてるが、とりあえず新年の挨拶を交わす。
「桜井さん、これ年賀状です」
スタッフが紙袋を抱えてやって来た。
ファンクラブ経由で来た年賀状を三人分仕訳して、持ってきてくれるのだが、この量がすごい。
なかなか返事が出せないのに、手紙や年賀状まで送ってくれるファンの子たちに頭が下がる。
普段の手紙と共にこの年賀状も、自分とファンの間を繋ぐ大切な物として、いつも楽しみにしている。
だが、今年はもっと違う意味で期待していた。
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