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□開設記念lNの瞳に
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チクチクそうでふわふわなその髪も
少し垂れたその目も
俺を捕まえて離さない
*君の瞳に*
気付いてるかな
そぉっと、君を見てる
気付かれないように
少し目が合うのが怖くて
だってはずかしい
ずっと見てるなんて
なんで?
君が花井くんや泉くん、みんなと話してるとこを見ると胸が
―キュッ―
っと締め付けられる
君は俺の、バッテリーなのに
俺の…
「あべく、ん…」
「ん?なに」
ごめんなさい
目が合うだけで
もう頭が真っ白なんだ
用意した言葉なんて
意味もない
「なっ、んでも、ない」
「そ、」
あぁ…
この気持ちが届いたら…
end
→後書き