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□control of the you
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俺より強いお前を







*control of the you*











「支配してやりたい」

虚空を見上げそう呟いた


「……えっ花井?なになに」

偶然居合わせた水谷に聞かれてしまう。なんの事だ分からないが、なんだか面白そうな響きに反応してしまったようだ。

「水谷……お前ってやつは」

なんてタイミングが悪いんだろうな

「気にすんな」

水谷に背を向けそう言った。微かに笑みを浮かべていたのは誰も気付かなかった。






田島は俺に持ってない強さを持っている、惹かれる物もある、だからこそ…悔しいそして愛しいお前のせいで俺は弱くなる。心も…何もかも、見つめる、弱い自分を、抱え込む、自分には重いこの主将とゆう役割も、叫ぶ、誰にも届かないだろう、小さい俺に何が出来る。つまらないこの俺に
今までこんな思いさえしなかった。自分に勝る者など……数えるほども居なかった。自惚れてた。だけど高校に来てどうだよ、世界は広い、広い、広い、惨めだ…こう思うこと自体…惨めだ。

ドウシテ、コウナッタ?



「あ゛ぁーっもうっ!」



嫉妬……か




「花井っ」

誰もいないはずのこの教室に声が響く。誰かなんてこの声を聞けば振り向かずともわかった。

「田島…」

振り向けば想像したと通りの人物がそこにいた。

「どうしたんだよー元気ないなぁーっ………っ俺がぁ元気出させてやるよっ」


―チュッ―

頬にい触れたのは何物でもない田島の唇だった。

「なっ…って…お前なぁー付き合っ、てるからってなぁ………時と場所、考えろよな?」

眉間にしわを寄せたが顔は微かに赤かった。

「へーい」

腕を組んで拗ねる。

「なぁ……田島、……好きか?俺のこと

「ふぇ?何?最後何て言った?何がすきだって?」

目を丸くして顔を近づける。

「いや…、何でもない」



バカみたいだ言葉が欲しいのか?

あいつ自身が欲しいのか?


それとも<心>か、




あいつには付き合って欲しいと言われた。(命令形だったが)だけど好きだとはまだ言われてない。

最初は本気じゃ無かった。でも時間が経つにつれ大きくなるはずのない気持ちがどんどん大きくなった。


そんくらいの時、田島に好きって言って貰って無いって事に気付いた……



このまま一緒にいて良いのか?


「(ほしい心も…体も、…)」




俺は好きって主旨は遠回しに伝えた。



―花井ー俺のこと好きかっ?―


―嫌いだったら付き合ってねぇよ―


でも…好きだとは言ってねぇ…言えねぇ、恥ずかしいんだろうな。



「馬鹿みてぇだな」

くすっと笑ってみせた。

「んぁあ゛?なんだよ」

自分が言われたのかと思ったのか。花井にガンを飛ばした。まさか花井自身のことを言ってるとは思いもしなかっだろう。


聞かないで分かろうとする方が馬鹿なんだろうな




「なぁ田島、俺の事好きか?」

唐突に質問をぶつけた。花井自身も自分からこんな言葉をいえるとは思っていなかった。

「うぇっ…きっ嫌いじゃねぇよ……」

黒目があっちこっちに泳いでいる。よほど衝撃的だったのか。


田島の目の前には真剣な花井の顔が後数センチとをうとこまできていた

意地悪そうに微笑む


「好きか?」

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