銀魂

□愛の言葉
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アナタがお妙さんを追いかけているのを、私がどんな思いで見ているか知っていますか?
アナタに尻毛ごと愛しますと言わなかったことを、どれ程後悔しているか知っていますか?

本当は、近藤さん、アナタの全部が大好きだったの。
今言うには遅過ぎるけど、伝えたいと思うよ。





愛 の 言 葉






「そりゃまた……、あんなゴリラでいいのかよ」

「うん、それは私もそう思う。アレは人の形をしたゴリラだよね」


私の心を知った土方の言葉に同意すると、彼は少しだけ眉をひそめる。
身内では局長をゴリラゴリラ言っているが、他人にそうもきっぱり言われると微妙な心境になるらしい。
まぁ確かに、馬鹿にされているみたいではあるだろう。

それに気がつかない振りをして、話の続きをする。


「お妙さん追掛けてる近藤さん、見たらさ、どうも、私は、」

「それ以上は言わなくてもいいぞ。鼻水出そうな声させてんじゃねぇよ」


どうやら泣きそうになっていたらしい。
っていうか、鼻水ってなんだ。
嫁入り前の女の子がそんなもん出す訳ないだろ。


……あ、出ちゃった。
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