銀魂

□01:後期・国語係
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朝、久し振りに星座の占いランキングを見た。
最下位だった。

気分直しに昨日買った雑誌の占い欄を見た。
最低だった。

学校へいつもと違う道を選んで登校した。
黒猫に目の前を二回も通り過ぎられて、頭上でカラスが旋回した。


もしかして私は今日、死んだりするんだろうか。





後期・国語係






朝からひどいことが立て続けに起こったわりに、その日はいつも通りに過ぎて行った。
私はそれに安堵して、帰りのHRを受ける。

後期が始まって数日。
確か今日は委員会などを決めるはずだった。

担任が来るまで近くの友達と話を交わす。
すると斜め前の男の子が身を乗り出してきた。
ああそういえば、こいつは噂を流すのが大好きな奴だ。
元々その類いのものを好まない私は(だって悪いものばかり、たまには恋愛系仕入れろよ)、友達に目配せする。
彼女たちも同意見だったのか彼に気がつかないふりをするが、発せられた一言によって無駄となった。


「二年Z組、また問題起こしたみたいだぜ?」

「え、また?」


話の輪の一人がそれに反応してしまって、その話題が広がっていく。
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