日常の断片
□敵対する者たち
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時は戦乱の世…
世界の南東を中心に次々と土地を治めていく、世界の君主である称号・覇王に一番近いとされる男。
男とは反対の北西を制圧していく、次期覇王たるカリスマ性を持った女。
男は赤く染まった広い草原を見渡し、女は雪に沈んでいく紅い華に黙祷を捧げその場を立ち去る。
彼と彼女はまだ出会っていない……彼は天運を信じ自らが覇王と成るべく、彼女は早く争乱の世を終らせるために。
そして。
何より……
自分達の明るい未来を求め突き進む。
数日後、彼と彼女は出会う。数奇な運命を携えて…
→後書きにございますι