夢。庭球
□ほら、また。
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ほら、また。
『…、最近面白く無さそうだねー…』
私は、侑士に話し掛けた。
突如だったが気になってた事。
友達として、何か出来たら良いが…。
「…、何もあらへんで。」
違う…、よね?
だって、表情はひきつってる。
『熱があるの…?』
ふと、侑士の額に手を当てた。
「触らんといて…、」
え…。
前までそんな事言われた事ないのに…。私と友達が嫌になったの?
不安と虚しさ。
『ご…、ごめんね。』
もう、話し掛けないから。
今だけ泣かせて。
ってより、泣かずにいられない。
「な…っ、泣かんといて。俺は別に……」