ずっと君と
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大野くんが言っとった、知名度を上げる。
社長曰く、それはあながち間違いじゃないらしい。
社「知名度が上がるってのははっきり言って僕次第。僕が信頼して期待してる子にロケとかやらせて、で、知名度が上がる。期待に答えてくれる。また知名度が上がる…。そしたら舞台だって任せるよ」
なるほどなぁ
知名度上げたら舞台出させてくれるんや。
完成度は自分次第やけど。
社「だから次の仕事も頑張ってやってよ!」
『次?』
というわけで、私は今雪山にいます。
『……どういうわけやねん』
これ一人ツッコミ。
スキーウェア着て雪山。
スキーしろってか?
今日このロケに来てるのは20人ぐらい。
あんまり仲良くない人もおるけど←、…あ、あの二人組は!
『潤くーん!和也〜!』
M「あっ桐谷!」
N「なんでオレだけ呼び捨て?」
二人に駆け寄る。
『同い年やん』
N「潤くんだって同い年でしょ」
M「久しぶりだね」
潤くんがじゃっかん上目遣いでうちを見てくる。
あー可愛い!
女のうちよりも可愛い!
…自分で言うのもアレやけど。
N「確かに久しぶりかも。最近東京来てた?」
『いや、行ってない。』
ちょっとやさぐれてたんでね。
ロケ断ってたんよ。アハ
この二人は年も同じでうちと普通に接してくれる。
だからうちも安心して一緒におれるんよな。
まぁこの二人、社長の言う知名度がうちよりも高ーい人だから、たぶん僻む必要ないんやろけど。
M「今日は何すればいいんだろ」
N「滑ればいいんじゃないですか?カメラがいる時だけサービスしてねって社長言ってましたよ」
社長…
前から思っとってんけど、そんな適当でいいのか…?
番組成り立つ?
M「じゃぁ滑ろう!リフト乗ろうぜ」
『あっ、うちも一緒に行ってええかな?』
N「当たり前でしょ?」
当たり前だって
なんかめっちゃ嬉しいわ。
それからリフトに乗って何回も滑った。
楽しくてカメラ忘れとったけど、カメラが来たらそのノリで3人でピース!
暗くなるのなんてあっという間だった。
?「あーーっ!どいてどいて!ぶつかるよー!」
『!?』
3人で平地に座って休憩してたら声が響いた。
声がする方振り向いたけど顔なんか見なくてもわかる。
あの声は…
ドンッ
N「ちょっと相葉くん!何するんですかっ!」
M「超痛いし!」
A「あひゃひゃひゃ!ごめんごめん!勢いつけすぎたっ」
『さっさと上からどけって!重い!』
色々なもの巻き添えにしながら倒れこんできたスーパーアイドル相葉ちゃん。
スーパーアイドルならもっとかっこよく現れろや
A「うわっごめん!怒らないでっはい!笑顔〜」
…馬鹿にしとんの?
M「まぁくん、本気で謝った方がいいよ。」
N「眉間にしわ寄ってる」
A「…ごめんなさい」
そんなにシュン…てされたら許しちゃうから…
寧ろうちが悪いみたいに思ってまうから…
『ごめん…気にしてない』
A「ほんと?良かった!」
眩しい笑顔っ
眩しすぎる!
まぁくんやっぱスーパーアイドルやわ。