ずっと君と

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1月31日 いん 東京。

今日はJr.の番組の収録です。


『かーずなりっ』

N「…オレ今忙s

『これ和也のやろ?』


そう言って差し出したのはゲームのソフト。

そこに落ちてたんよ。


N「これ探してた!ありがと。」

『いえいえ。』


その後二人で談笑してたんやけど、ふいに和也がニヤニヤ笑い出した。

え?
何かついとる?

軽く自分の顔に触れたその時、


A「わっ!!!」

『きゃっ』


雅紀くんが耳の側で大声でうちを驚かした。

耳と口を押さえて雅紀くんを見る。

驚きすぎて変な声出たやんか!
つかうるさいわ!


N「きゃっ、だって。由菜も女の子らしいとこあるんですね。」

A「あひゃひゃ(笑)可愛い〜」

『うっさい黙れ消えろ』

A「照れてる〜!顔赤いよ?」

お前らのせいやんか!

8割雅紀くんのせいやん!


N「んふふ。また良い遊び見つけました。」

え、今なんと?
うちで遊ぶ気か?

怖っ


A「もう本番始まるってよ。行こ〜」

N「はーい」

『…』


…なんかもう疲れたわ。












 
司「では続いてのコーナーではバック展に挑戦しましょう!」

バック転かぁ。
最近してないなぁ。

その場で体をほぐしていく。

実はやる気満々です。


司「次はスーパーアイドル相葉ちゃーん!」


うわっ会場が盛り上がった。
スゴい人気やな。

控え目に司会者と話す雅紀くん。

そして位置について大きく息を吸った。

タンッ

雅紀くんは無事にバック転を成功させた。

いやもう歓声がヤバいわ。

雅紀くんも嬉しそうに笑ってるし?

ほんとは今すぐにでも誰かに言いたいくせに(笑)


A「ねねっかずくん!由菜ちゃん!今の見た!?」

やっぱり…
ほら来た(笑)


『見たよ〜。めっちゃ綺麗やった!』

A「でもさっき実はさぁ、

司「次は誰だ!?桐谷由菜来ーい!」

N「まぁくん、話すのやめ。」


えーって文句言う雅紀くんの声を聞きながら司会者の元に向かう。


司「大丈夫か?ヘルメットつけるか?」

『大丈夫ですよっ。うちだってバック転ぐらい出来ます。綺麗にキメてみせる。』


こういう時に女だからって心配されんのが一番キライ。


『じゃいきますっ』


息を吸って足に力を入れて体を反らす。

タンッという音で目を開くと、うちはどうやらバック転を成功させたらしい。


司「お見事!さすがジャニーズJr.だ!」


司会者が声を上げるとお客さんも歓声をくれる。

…良い気分や。←

ただ、足がめちゃくちゃジーンとキテます…。


N「お疲れ様です。由菜も綺麗だったよ。」

『ありがと〜』

A「足大丈夫?」

『え?』


足が痛いの顔に出とった?

我慢したつもりやってんけど。


A「さっきバック転した時、オレ超ジーンて足にきたんだよね」

『マジで?うちも(笑)一緒やね!』


まぁジャニーズやったら難なくバック転ぐらいできなあかんのやろけどなぁ。


司「うわっ桜井!今頭から落ちたよな!?大丈夫か!?」


前言撤回。

色んな人がおるよな、うん。


A「あの人大丈夫…?」

N「首いっちゃってそう。」

『笑い事にならなさそう。』


桜井くん、やっけ?

あの人何か持ってるな。
良いもんじゃなさそうやけど。←


 
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