拝啓愛しの忍者様ッッ!!

□設定とプロローグッッ!!
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ある日の昼下がりのことだったわ…



「い…いい加減にしてちょうだいっ!」


 バシッ


「月美姫様…落ち着きください。
お願いですから、見合い写真を床に叩きつけないでください。」


「こんなブサ顔の男!
叩きつけたって罰当たんないわよッッ!!」



「(…人のこと言えませんよー?月美姫様のお顔のほうがもっと面白いのですから…)」



ーフンッ。全く…
 お見合いで運命の人が見つかるわけないわよ…!
 
 
私はじぃやの持ってきた見合い写真を見てブチキレていた。


見合い写真の男が、あまりにも見目麗しい私・月美姫と釣り合わないブサ男だったから。



じぃやは怒った私と無惨に叩きつけられた見合い写真を見てオロオロしている。




ーいい?運命の人ってのはね…いきなり出会うものなのよ…!



そう…運命の出会いは…

バチッと目があった瞬間に頭にビリビリビリッッ…って電撃が走るように「あっ…この人だわ」ってわかるようになってるはず…
 
 


ー私はもうすぐその運命の出会いをするのよ…!
 16歳…花の乙女だもの…
 きっとそろそろよね…?
 
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