チェシャネコの悪戯

□僕の部屋。
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漆黒の闇の中にぽつりと浮かぶ無機質な液晶画面を眺めていた。

君からの連絡が途絶えて幾つの夜が通り過ぎたのだろうか?

君を思い出す旅に鼻の奥がツンとして目尻から涙が溢れそうになる。

時間が経って暗くなっていた僕の携帯電話の液晶画面に、再び灯りが灯った。

メールを受信したことを知らせる音楽が静寂な雰囲気を消し去った。

君からの物ではないと分かって居ながらも、僕はほんの少しの微かな希望を捨て切れずに居た。

もしかしたら…と思い僕はメールを開いてみる。

すぐにまた落胆してしまった。

僕はあとどのくらい、この行為を繰り返さなければならないのだろうか。
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