longstory
□初めての出会い
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「父ちゃん!何でそんな大事なこと黙ってるの!?」
「すまねぇ…」
今日も父ちゃんは、母ちゃんに怒られている
話によると、今日は“カゼカゲサマ”とか言う人が来るらしく、母ちゃんは朝からせわしなく動いている
玄関の呼鈴がなり、母ちゃんは乱れた髪を撫で付けて玄関に向かう
めんどくせぇけど、母ちゃんに早くこいと足されたので、俺も父ちゃんと母ちゃんの真ん中に並んだ
扉を開けると、木の葉ではあまり見られない服装をした集団がいた
火影様と色違いの笠を被った恐そうなおじちゃんに、父ちゃんも母ちゃんも丁寧に挨拶をしている
ぼんやりしていたら、頭を押さえられた
「シカマルもちゃんと挨拶しなさい!」
「それでは、私は火影様に挨拶にいってきますので、よろしくお願いします」
「お構い無く」
俺にはよくわからなかったが、俺の家の薬の関係で、関わりが深いらしく、火影様と風影様が会議をするあいだ、一緒に過ごす事になったらしい
「お初目にかかります、風影様の御子息の世話役兼、医療忍者の夜叉丸です」
「同じく、担当上忍のバキです」
「テマリ様?カンクロウ様?我愛羅様?ご挨拶してください」
「砂のテマリ5才です」
「カンクロウ4才ですじゃん」
「我愛羅2才」
「まぁ、お利口ね…私はヨシノ、この人はシカク…シカマルの両親です…シカマルも自己紹介しなさい」
「奈良シカマル2才…」
「それでは、我愛羅様と同じ年なんですね」
大人たちは口々に世間話をしていて、子供たちは中で待ってなさいとなかば無理矢理部屋に押し込まれた。
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