longstory

□初めてのお使い
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「ヨシノさん、シカクさん、今回の任務の事を聞いていますか?」

夜叉丸が、問い掛ける


「あぁ、おつかいの事ですよね?」

「えぇ、カンクロウ様は長男にあたりますので、風影様と挨拶回りについています、我愛羅様は、少し精神状態が不安定ですので、私がみています」


「じゃぁ、シカマルの相手はあのお嬢ちゃんか」

「はい、テマリ様なら、面倒見もいいですし、しっかりしているので、こなせるのではないかと思います」

「シカマル大丈夫かしら?」


「あぁ、めんどくさがりだからなぁ…」


普段から、ぼーっとしている息子に、そんな大層な任務が勤まるのだろうか?

少し不安がまじる


あと数ヶ月で3才になるとはいえ、シカマルも親のもとを離れて行動した事がないのだ


「今回の目的は、友好関係のアピールとテマリ様の異国での社会見学になっております。シカマル君には土地勘のないテマリ様と共に行動してもらいます。御迷惑おかけしますが、よろしくお願いします」


「こちらこそ、頼りない息子ですけどよろしくお願いします」

「一応、安全のために、担当上忍のバキが後ろから見守りますので」

「これで、シカマルも、もっとシャキッとしてくれたらいいんだけどなぁ…」


「シカマル君とテマリ様の安全は、このバキにお任せ下さい」


「それから、原則的に我々は命の危険にさらされたり、やもおえず、お使いが出来ない状況になるまで手を出すなと風影様、火影様より仰せつかっておりますので」


「あぁ、でも木の葉には知り合いも多いし暗部もいる…迷子ぐらいならどうにか切り抜けるだろう」


「そうですね、一応バキから映像が届きますので」

「それなら安心ね」



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