longstory
□初めてのご挨拶
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自国より優しく照りつける太陽、足元には小さな水溜まり
この町では水が有り余っているらしく、何処の店も地面に水を撒いていた。
(汚水でも無いのに、贅沢なもんだな…)
「シカマルくん、こんにちは」
「よぉ、チョウジのおっちゃん」
「はっ…初めまして、砂のテマリと申します、こんにちは」
「こんにちは、見慣れないお嬢さんだね?シカマルくん」
「風影様の子なんだってさ」
「そうか、失礼してしまったね、秋道一族のチョウザと申します」
「うむ、気を使うな」
「おっちゃん、お使いあるからまたな」
「気を付けてね」
チョウザと名乗った大柄の男は優しそうな雰囲気を持っていて、シカマルとは親しい仲らしい
しばらく、私はシカマルの半歩後ろを歩く
綺麗な花がいっぱい飾ってある所には、よく似た親子が花の世話をしていた。
「シッカマルー!」
手を振りながら、可愛らしい服を着た女の子が駆けてくる
「よう、いの」
「シカマルくん、こんにちは」
「イノイチさん、こんにちは」
「こんにちは、砂のテマリと申します。」
「えー!?何々ー?シカマルの癖に彼女ー?」
「彼女?なんだそれ?」
「えー!?しらないのぉ?」
と鈴を鳴らしたような声で色々話している
自国ならば、逆の立場になるのだが、当然知ってる人間は居ない…少し、疎外感を感じる
(夜叉丸に会いたいな…)
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