好きと言ってない
□第3章
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「あ、丸井先輩、これ」
「おっサンキュー!」
「何だよそれ?」
俺が赤也かれもらったのはアイドル雑誌AI
「俺マリコの大ファンなんだよぃ!」
マリコって言うのは、最近超売れっ子のアイドルのこと。
歌が上手くて、かわいい系って言うよりも美人系。
俺と同じ年とは思えないくらい大人っぽい。
「琉生は好きなアイドルとかいるのか?」
「俺はそういうのに興味ないから」
「ふーん」
ま、そういう奴もいるよな。
「丸井のマリコ好きはすげえんだぜ」
「そうなのか?」
「待ち受けマリコですもん」
「いいじゃんかよ。好きなんだから」
キーンコーンカーンコーン
「あ、次俺体育だ!」
「俺達も帰るか琉生」
「そうだな」
「またな」
「お疲れ様っした!琉生先輩!また一緒にお昼食べましょうね!」
「おう!」
俺達はそれぞれの教室に戻った!