好きと言ってない
□第7章
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次の日
俺ほいろんな感情を持ったまま学校に来た。
琉生がマリコ……
いや
琉生が女子か………。
琉生にはいつも通りって言われたけど、正直、無理だぜ。
「はあ〜…」
俺は机に顔を伏せた。
「どうしたんだブン太?」
「あぁ、それがよ………
って、琉生!!!!」
「はよっ!」
「お、おう……」
「ブン太、なんかテンション低いぞ?」
誰のせいだと思ってんだ。
「大丈夫だから、心配すんな」
「ああ」
隣に座る琉生を俺は顔を伏せたまま見つめた。
あー…………
よく見るとこいつの顔マリコだなぁ。
きれいな顔してんなー…。
女子なんだよなー…。
「?」
視線を感じた琉生がこっちを向いた。
やべっ!!////
俺は慌てて逆を向いた。
びっくりしたー!
いきなりこっち向くんだもんな。
「ブン太………」