好きと言ってない

□第9章
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俺は琉生の家に走った。







嫌な予感がする。






琉生の家は明かりが付いていなくて、真っ暗だった。






琉生!!





どこにいるんだよ!!!!!





その時、俺の頭にある言葉が走った。









『もうさよならだね』








琉生とはもう会えない。







そんな気がした。








「琉生っ……、どこ行ったんだよっ…」





涙がこぼれ落ちた。







「丸井君?」








「琉っ……!







要さん……」











俺の目の前に現れたのは女装姿の要さんだった。









「どうしたの?そんなに泣いて……」







「要さん!!!!琉生はっ!?!?!?」







「えっ……」









「琉生はどこっすか!?!?!?」












「そ…それは………」











要さんは知ってる!!











琉生の居場所を!!!!












「お願いします!!!!






俺!









琉生に会いたいんです!!!!」










「っ……」




 





「要さん!!!!」











「っ…………










分かったわ。








連れてってあげる」








要さんは真剣な顔をした。












琉生に何かあったのか!?!?!?
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