好きと言ってない
□第7章
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さて、屋上行くか。
「琉生、行くぞ」
「ああ」
いつも通り琉生を誘えて少しホッとした。
「よかった」
「え?」
琉生が隣で嬉しそうに笑った。
「俺、避けられてるのかと思った」
っ!
「んなわけねぇだろぃ!」
「ありがとうブン太」
うっ!///
やっぱり女子って言われたら、女子としか思えねえよ!///
ただでさえ、琉生はきれいな顔してるから余計………/////
そんなことゴチャゴチャ考えてる間に屋上に着いた。
「お、来た来た」
「琉生先輩!丸井先輩!」
「よ!」
「よぉ」
あれ?
赤也もジャッカルも割と普通だ。
なんでそんなに普通にできるんだよぃ。
俺は全然できねえよぃ。
琉生にどうしても目がいってしまう。
琉生が赤也たちと楽しく話してるとこ見るのが嫌だ。
なあ、赤也、ジャッカル、そいつは女子なんだぜ?
琉生、お前は女子なんだぞ?
やめろよ。
俺はできねえよぃ。
いつもみたいに笑っていられねえよ。
なあ、琉生
たぶんだと思うけど
俺
琉生が好きだ。